活動報告
 

2015年の活動報告

2015年8月4日 関西支部 報告者: 溝上 哲也

定例会(2015年7月)


日 本 商 標 協 会 関 西 支 部 第 258 回 議 事 録

1. 開催日及び場所
 平成27年7月22日(水)午後4:00~6:00 [大阪弁護士会館1205号室]

2. 出席者(順不同、以下敬称略)
 諏訪野大、浅田瑠衣、竹原懋、足立勝、戸川委久子、鳥山満、川﨑和之、染矢容子、尾辻大志、小野澤花菜、石居天平、肥田  正法、牧麻里、尾崎雅俊、松田さとみ、尾近正幸、両部奈穂子、三山峻司、廣澤佑輔、長谷川勝彦、安東功雄、角野佑子、浜田将裕、川添昭雄、高橋慎太郎、江田あき子、室谷和彦、陳林、溝上哲也(以上29名)

3. 議事・報告事項
(1) 9月3日(木)4日(金)に大津プリンスホテルで開催される年次大会の案内と参加の呼びかけを行った。
(2) 今後の例会の発表者とテーマについて支部役員会での協議結果などを報告した。

4.例 会
 近畿大学の諏訪野大先生を発表者として、「民事再生手続開始の決定を受けたライセンサーがライセンス契約を不当破棄し  たとのライセンシーの主張を認め、ライセンシーの損害賠償請求を認容した事例」をテーマに、レジュメに基づき、東京地裁平成26年9月11日判決(判時2246号50頁・判タ1411号290頁)の事実の経緯、当事者の主張、判旨について詳細に解説をしていただくと共に、重要な争点について評釈をしていただいた。
 評釈において、民事再生法49条で双務契約の場合は、再生債務者が履行か解除を選択ができるが、同法51条で対抗要件を備えることによって権利保全が可能であるが、無償のライセンスの場合は、片務契約となって保護されない問題があることなどが指摘され、その他出席者からも、様々な質問と意見表明があり、出席者にとってたいへん意義深い例会となった。 

5. 今後のスケジュール
(1)例 会  
 平成27年 8月26日(水)                                            「東京地裁平成26年5月21日エルメスバーキン事件判決 ~立体商標の侵害訴 訟における類否判断について~」
                     発表者:岩谷 敏昭 [アスカ法律事務所 弁護士・弁理士]
 平成27年 9月30日(水) 「ユニバーサルスタジオジャパン®のライセンスビジネス」
                     発表者:北口 圭介[株式会社ユー・エス・ジェイ 法務部課長]
 平成27年10月28日(水) 「中国における商標出願の留意点と模倣対策」
           発表者:陳 傑(Sai CHEN)  [中国 北京林達劉知識産権代理事務所 パートナー弁護士]
         発表者:耿 秋(Nancy GENG)[中国 北京林達劉知識産権代理事務所 パートナー弁理士] 

(2) 研修部会
 平成27年11月5日(木)~平成28年3月17日(木)まで10回開催
                                            記録(溝上 哲也)