活動報告
 

2017年の活動報告

2017年9月8日 関西支部 報告者: 溝上 哲也

定例会(2017年8月)

日 本 商 標 協 会 関 西 支 部 第 280回 議 事 録

 

  1. 開催日及び場所

    平成29年8月23日(水)午後4:00~6:00  [大阪弁護士会館904号室]

     

  2. 出席者(順不同、以下敬称略)

    齋藤浩二、尾上律男、野並暢子、竹原懋、足立勝、石田知里、佐藤由香理、染谷容子、桶野清香、保田祐子、前田真実、伍々達彦、天目明利、若林尚宏、洲崎竜弥、和田貴志、松田さとみ、丸山由佳、西川、長谷川勝彦、安東功雄、山上和則、前田周、高橋慎太郎、柴田智香、俊成勇、松井宏記、宗助智左子、鈴木行大、井高将斗、陳林、三山峻司、溝上哲也(以上、33名)

     

  3. 議事・報告事項

  1. 第3回本部理事会の議事内容を報告した。

  2. 例会終了後、年次大会にて行うシンポジウムについて、協議・検討した。

     

    4.例 会

    齋藤浩二様(株式会社アシックス 知的財産部部長)を発表者として、「アシックスのブランド保護活動~中国における模倣対策について~」をテーマに、実際に取り組まれている実例も含めた詳細をパワーポイント資料に基づいて、タイムリーに解説していただいた。

    解説では、中国における模倣が部分模倣(第1世代)、全模倣(第2世代)から、改変模倣(第3世代)に移行している実情を紹介された上、出願件数急増に伴う急激な審査官増員による審査質の低下を背景に、模倣業者が巧妙化して不適切な商標出願対策が必要になっている状況や、具体例を参照しながら、監視と摘発(権利行使)に効果的な実務的な手法や、教育、連携、政府への働きかけについてまで言及していただいた。

    発表後、出席者から様々な質問がなされたが、実務に即した具体的な回答をいただいて、時間一杯まで議論が尽きず、出席者にとってたいへん有益な例会となった。

     

    5. 今後のスケジュール

    ・例 会  

      (1)平成29年9月27日(水)「新しいタイプの商標について、

    その導入前に不正競争防止法を用いて争われた裁判例の検討」

         発表者:井髙 将斗[山本特許法律事務所 弁護士]

      (2)平成29年10月25日(水)「アンケート調査による立証について」

         発表者:金子 直也[NERAエコノミックコンサルティング シニアコンサルタント]

                                                          記録(溝上 哲也)