活動報告
 

2017年の活動報告

2017年8月3日 関西支部 報告者: 溝上 哲也

定例会(2017年7月)

                                       日 本 商 標 協 会 関 西 支 部 第 279回 議 事 録

1. 開催日及び場所
平成29年7月24日(月)午後4:00~6:00 [大阪弁護士会館510号室]

2. 出席者(順不同、以下敬称略)
山田繁和、竹原懋、足立勝、石田知里、鳥山満、佐々木香織、片桐洋、石居天平、李埈瑞、天目明利、若林尚宏、徳永弥生、岸本仁一、村井康司、魯佳瑛、松田さとみ、蔦田正人、丸山由佳、長谷川勝彦、安東功雄、真下千秋、松村信夫、平野和宏、角野佑子、松田清孝、柴田智香、松井宏記、田中景子、鈴木行大、井高将斗、溝上哲也(以上、31名)

3. 議事・報告事項
(1) 今年、秋以降の例会について告知し、未決定分について参加者の意向を聴取した。
(2) 例会終了後、年次大会にて行うシンポジウムについて、協議・検討した。

4.例 会
山田繁和先生(大阪工業大学大学院知的財産研究科 特任教授)を発表者として、「パッケージデザインの保護」をテーマに、意匠制度の有効な活用という視点から、詳細な資料に基づき、ご講演いただいた。ご講演では、①韓国・中国・ASEANでの模倣事例、②税関での差止事例、③意匠権侵害の事例の各紹介から、④企業のグローバル化と被害の実態、⑤意匠出願の現状、⑥パッケージデザインの意匠登録例を解説されると共に、⑦パッケージデザインに関する重要判決の解説があった。また、⑧デザインが何かについて問題提起をされた後、⑨デザイン戦略と意匠権の活用についてまで言及された。
発表後、出席者から、自らの出願経験に基づく質問等が有ったが、微妙な問題についても率直なご見解を表明され。出席者にとってたいへん有益な例会となった。

5. 今後のスケジュール
・例 会
  (1)平成29年8月23日(水)「中国における模倣対策について」
     発表者:齋藤 浩二[株式会社アシックス 知的財産部部長]
  (2)平成29年9月27日(水)「新しいタイプの商標について、
                その導入前に不正競争防止法を用いて争われた裁判例の検討」
     発表者:井髙 将斗[山本特許法律事務所 弁護士]
                                                                                                            記録(溝上 哲也)