協会について
 

会長挨拶

日本商標協会は、本年(2023年)11月をもって創立35周年を迎えます。当協会は、1987年(創立の前年)に日本で開催されたUSTA(現INTA)の年次総会に触発され、同様の国際的な商標の組織を日本でも作ろうという意図の下に創設されたと聞いています。その後、活動・組織は順調に発展し、本年5月現在、企業、事務所、弁護士、弁理士、学者、研究者などの会員は860名を超え、12の部会、7の委員会が、コロナ禍に屈することなく、精力的かつ高度な調査研究、情報交換、国際交流、法改正の提言などを続け、その成果を協会誌及び年次大会において発表し、日本及び世界の商標制度の充実、発展に貢献をしてきたものと考えています。

しかし、商標を取り巻く社会は、デジタル技術の驚異的な進歩、通信・取引の著しい国際化、新たなタイプのビジネス、商標の登場など、目まぐるしく変化を続け、国際的な協力や頻繁な法改正も、これらに追いつくことは難しい状況にあります。当協会は、これらに適切に対応し、創立当初の目標である、日本および世界の商標制度、実務をリードしていく組織を作り上げるよう努力を重ねたいと思います。

皆様のますますのご協力、ご支援、ご指導をお願いする次第です。

日本商標協会会長
富岡 英次